奈良県立三室病院

心臓、頭部、腹部の検査・治療に最新の多目的血管装置(2基)を導入しました!

 今回導入した2つの血管撮影装置は、X線をフラットパネルで直接電気信号に変換(直接変換方式)するため、フルハイビジョン並みの超高精細質により微細な血管まで抽出することができ、より正確で確実な判断が可能となりました。

頭部、心臓血管撮影装置(循環器内科・脳神経外科用)

・画像処理ソフトウェアに最新の3Dソフトウェアを導入。撮影された3D回転画像がスピーディーに得られます。

・また、バイプレーションシステムのため、2面同時撮影が可能となります。

・これらにより、検査時間の短縮、造影剤使用量の軽減にもつながります。

腹部血管、IVR治療用撮影用(放射線科用)

・クラス最大17インチフラットパネル搭載。大視野により胸、腹部、手足等の広い領域が被験者を動かせることなく一度の検査で済み、検査時間の短縮や被爆の軽減が可能となります。

診療部長から患者さまへ

循環器内科部長 土肥 直文(どい なおふみ)

プロフィール

S37 生まれ 
S63 奈良県立医科大学卒 
H15 奈良県立三室病院循環器科部長
    ・循環器学会専門医
    ・救急医学会専門医
    ・心血管インターベンション学会指導医)

 平成20年7月、奈良県立三室病院に「心臓血管センター」を開設いたしました。
当センターでは24時間体制で高い技術力を持った専門スタッフが治療に当たっており、平成20年1年間に心臓及び末梢動脈のカテーテル治療を440件、カテーテル検査を900件以上実施しています。
また、不整脈の原因診断のための心臓電気生理学検査、頻脈性不整脈のカテーテル治療であるカテーテル心筋焼灼術、ペースメーカーや植込み型除細動器の植込み手術などの高度循環器治療も全て当センター「血管造影室」で行っています。
 本年4月に、血管造影室を増設(全部で3室)し、多目的血管撮影装置も「バイプレーン式血管造影装置」を導入する等、設備を刷新し受入体制に万全を期しております。これにより、より高度なカテーテル治療・検査が行えるだけでなく、処理能力の増大により夜遅くまで順番待ちで皆様にご不便をおかけすることも少なくなります。
 今回の増設と機器の刷新により、医師、放射線技師、看護師、臨床工学士等スタッフ一同は、心臓や循環器疾患の難治療や救急医療を必要として来院される全ての皆様に対し、常に最高レベルの医療を提供することを心に誓い、全力で立ち向かう所存です。どうぞご期待ください。

 

 

脳神経外科部長 飯田 淳一(いいだ じゅんいち)

プロフィール

S37 生まれ
H2  奈良県立医科大学卒
H21 奈良県立三室病院脳神経外科部長 
    ・脳神経外科学会専門医
    ・脳卒中学会専門医

 今回、奈良県立三室病院脳神経外科に導入致しまし「バイプレーン式血管撮影装置」は、従来型に比べ、画像の超高精細化を実現したことにより、血管の閉塞狭窄部分を調べたり、腫瘍の栄養血管を評価するのにより正確で確実な診断が可能となりました。同時に画像処理ソフトウェアも最新の3Dソフトウェアを導入しており、撮影された3D回転画像から3次元画像が迅速に得られ、脳動脈瘤の形状や血管との関係を正確に把握したり、脳動脈静脈奇形の手術計画を立てる際などの強力な武器となりました。
 またバイプレーンシステム(正面と側面を同時に撮影できる)のため検査時間の短縮や造影剤使用量の軽減など、患者さまの身体への負担も著しく軽減できるようになっています。
 さらに、本年より脳血管撮影は手首の動脈から穿刺して行っていますので、検査後は安静臥床する必要がなく、検査後の苦痛も解消しています。脳神経外科スタッフは、患者さまが安心して気軽に検査を受けていただけますよう、体制を十分整えておりますので、大いにご活用ください。

 

 

放射線科部長 阪口 浩(さかぐち ひろし)                  

プロフィール

S32 生まれ
S56 自治医科大学卒
H19 奈良県立三室病院放射線科部長
    ・放射線科専門医
    ・IVR学会専門医

 今回、奈良県立三室病院放射線科に導入いたしました「血管撮影システムVC17」は17インチの大画面による検査視野の広さと、直接変換フラットパネル方式による精密な画像が得られることにより、広範囲を細部まで検査することが可能となりました。
 また、撮影装置を身体の周りで回転させることにより、血管や病変を立体的に把握できるようになります。
放射線科では、この多目的血管装置の稼働により、従来にも増して、動脈瘤や動脈閉塞・静脈血栓などの血管病変から腹部を主に胸部や四肢の悪性腫瘍まで、高い精度の診断を行い、症例によっては診断に引き続き、治療するIVR(カテーテルを用いた血管内治療)を行ってまいります。
 IVR治療などのより詳しい内容については、どうぞお気軽にお尋ねください

 

 

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